知りたい!現物分割

遺産を分割するためには、その手続きに着目すると3つの方法があります。遺言によるものと、遺言がなく相続人の協議によるものと、協議がまとまらないため裁判所に調停や審判を仰ぐものの3つです。
また、具体的な遺産の分け方には主に3つあり、それぞれ現物分割、代償分割、換価分割といいます。この内で最もポピュラーでよく行われているのが現物による分割です。文字通り現物を各相続人に割り当てていくものです。
例えば亡くなった方の遺産が、東京と北海道にある土地と預貯金ですべてだとします。相続人は長男、次男、長女の3人の子供のみです。この場合、東京の土地を長男、北海道の土地を次男、預貯金を長女が相続するように決めると現物による分割がなされたということになります。
しかしこの方法では、平等な遺産分割が難しいという問題点があります。土地の相場と預貯金の額が同じであるということはそうはないからです。そこで代償分割という方法の出番です。
この方法は、例えば東京の土地の評価額が7000万円、北海道の土地が4000万円、預貯金の総額が1000万円だとします。そこで、東京の土地を相続する長男が3000万円を長女に支払います。これで、3人の相続する遺産の価値が等価になります。
このように現物による遺産の分割は、代償分割と組み合わせて行われることが多いのです。

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